診察の流れ
診察の流れ
まずはお問い合わせください
- WEBまたはお電話(初診の方)にて受付が可能です。
- 初めての方、または3年以上来院がない方で、WEB受付をご利用される場合、お名前の欄に『初診』と追記ください。
- セカンドオピニオンご希望の場合、事前のお電話でのご予約をおすすめしております。
受付後からご来院まで
WEBまたはお電話にて受付後、診察のご順番が近づくまでご自宅でお持ちいただけます。順番が近づきましたらご連絡(LINEまたは自動音声電話)させていただきます。連絡を受け取り後にご来院ください。来院されましたら受付にてスタッフにお声がけください。
※院内での待ち時間を少しでも少なくできるよう以下のご協力をお願いいたします。
WEB受付の際、ご自宅から病院までのおおよその所要時間を記入欄にご入力ください。診察の進捗状況に合わせて、可能な限り院内での待ち時間が少なくなるようタイミングを見てお呼び出しさせていただいています。
問診
診察室にて、獣医師が詳しく問診を行います。いつ頃から症状が出始めたか、どのような様子かなどを中心に、些細なことでも構いませんので、普段お気づきの点をお話しください。
診察・各種検査
問診でお伺いした内容に基づき、必要な検査等のご相談をさせていただきます。
- 歩様検査、徒手検査
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歩き方の確認、関節の動きや安定性を確認する検査です。
- X線検査
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骨の状態や関節の炎症、変形などを確認する検査です。
- 関節エコー検査
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関節内の状態を詳細に確認するため検査です。靭帯断裂の確定診断や、腫瘍性疾患の除外などを行う検査です。
- その他
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必要に応じて、血液検査、関節液検査、関節内細胞診などを実施します。
診断・治療方針のご提案
各種検査の結果に基づき確定診断を行います。その後、年齢や基礎疾患の考慮、ライフスタイルなどをお伺いしながら、治療方針を決定していきます。
当院では、犬の膝疾患(前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼(パテラ)など)に対し、以下の治療法が選択可能です。
- 前十字靭帯断裂に対しては、TPLO(脛骨高平部水平化骨切り術)や関節外制動術 など。
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)に対しては、内側解放術、支帯縫縮術、造溝術、脛骨粗面移転術 、DFOなど。
- 症状や状態、年齢によっては、包帯法やギブス、半導体レーザーによる疼痛緩和、サプリメント、消炎治療など。
治療の実施
決定した治療方針に基づき、治療を進めます。
- 日程を調整して手術日を決定します。
- 手術当日の朝にご来院いただきます。
- 入院は通常1〜3日間、状況により変動します。
- 抜糸までの間に、包帯の交換や足の状況を確認します。
- 術後2週間で抜糸となります。
手術後のケアとリハビリ
退院時には、ご自宅での過ごし方やケアについて以下のご説明をいたします。
- 飲食について
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手術当日の食事の与え方や、翌日からの注意点など。
- 投薬について
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処方されたお薬の飲ませ方や、休薬の判断など。
- 創部の保護
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手術した部位を舐めたり噛んだりしないよう、エリザベスカラーの使い方や、ギブス・包帯の管理など。
- 日常管理
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散歩や運動の開始時期、階段の昇り降りや高所からの飛び降りなど、術肢に負担をかけないための注意点について詳しくお伝えします。健常肢への負担増加を防ぐことも重要です。
- リハビリについて
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徐々に術肢を使うようになることで、自然のリハビリテーションが可能ですが、運動器の機能回復が遅れている場合、院内で行リハビリテーションのプログラムをご提供します。術部の状態を確認しながら、疼痛管理、筋力の維持を中心に、少しづつ回復を目指していきます。