後ろ足をびっこする・引きずる

「急に後ろ足をつかなくなった」

「歩き方がおかしい」

「時々スキップするように歩く」

このような症状がある場合、膝・股関節・腰(神経)などに問題が起きている可能性があります。

特に膝の病気は、札幌でも多くご相談をいただく症状のひとつです。

目次

よくある原因

膝のトラブル

後ろ足のびっこの原因として最も多いのが膝の病気です。

  • 前十字靱帯(膝の靱帯)の損傷
  • 半月板の損傷
  • 膝蓋骨脱臼(お皿のずれ)

前十字靱帯を傷めると、急に足を上げたり、立ち上がりを嫌がったりすることがあります。

膝蓋骨脱臼では、小型犬に多く、数歩だけ足を上げて「スキップするように歩く」ことが特徴です。

股関節の病気

股関節に痛みがあると、

  • ジャンプを嫌がる
  • 階段を嫌がる
  • 後ろ足の筋肉が細くなる
  • 腰を振るように歩く

といった変化がみられることがあります。

けが・骨折

高い所から飛び降りた後や、滑って転んだ後などに急にびっこを始めた場合は、

  • 捻挫
  • 関節の損傷
  • 骨折など

の可能性があります。

腰や神経の病気

  • 後ろ足の動きが鈍い、ふらつく
  • 足先を引きずる
  • 背中を痛がる

といった場合は、腰椎や神経の病気が関係していることがあります。

こんな症状は早めの受診をおすすめします

  • 急に後ろ足をつかなくなった
  • 強い痛みがある
  • 立ち上がれない
  • 足が腫れている
  • 症状が数日以上続く
  • 何度も繰り返す

診断で大切なこと

原因を見つけるために、以下の点を確認します。

  • いつから症状が出たか
  • 急に始まったか、徐々に悪化したか
  • 片足だけか、両足か
  • 年齢・犬種・体重
  • 痛みの場所
  • 神経症状の有無

必要に応じて、レントゲン検査や関節の検査を行います。

見落とされることがある病気

  • 部分的な前十字靱帯損傷
  • 半月板損傷
  • 腰の病気によるびっこ
  • まれに骨の腫瘍や炎症性疾患

初期には症状が軽く、単なる「足を少し上げるだけ」に見えることもあります。

ご家庭でできること

症状がある間は、

  • 散歩を短くする
  • 走らせない
  • ジャンプを避ける
  • 滑りやすい床を避ける

ようにしてください。

特に急に症状が出た場合は、無理に歩かせず安静を保つことが大切です。

まとめ

犬の後ろ足のびっこは、膝の病気から腰の神経疾患まで原因がさまざまです。

「少し様子を見よう」と思っているうちに悪化するケースもあるため、

  • 歩き方がいつもと違う
  • 痛がる
  • 立ち上がりにくい
  • 症状を繰り返す

といった場合は、早めにご相談ください。

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